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2007年 12月 11日
おととしの冬のことです。寒くなってきたのでコートを出してみると、ベルトがありません。押入れも部屋のあちこちも、どこを探しても見つからず、春にクリーニングに出したときに無くしたのだろうと、クリーニング店にも問い合わせました。引越しをしていたので、その前のお店の電話番号を調べだして。それでも見つからず、今度は買ったお店に問い合わせて、同じものを買うことができないかと聞いてみました。同じ生地があれば作ってもらえたそうですが、それも在庫がなくなっているためにできないとのこと。ここまでがんばったのも気に入っているコートだからです。しぶしぶベルトが無いまま着ていました。
しかし、ロングコートのために、ベルトがないととても不釣合いです。で、作りました。自分で。コートはライトグレーのカシミヤで、黒のレザーのベルトです。 しかしこれが、縫うのがとても大変でした。中表にして裏から縫ったので、縫い目は見えないから少しくらいはいいのですが、逆に針の穴が見えないのです。スエード生地のようにもわもわしているので穴が見えず、真っ黒な生地と糸。しかも長い長い。コシを出すために、綿の生地をゴム糊で張り合わせて、裏地を付けてあります。 若干短いのですが、ご愛嬌。もし本当にみっともないと感じたら、もう一回革を買ってきます。そのときは、実家の母の業務用のミシンを借りようかと思います。 --------- 1年2ヶ月経って、ようやく写真を掲載しましたよ。2009/2/16 #
by iwashi705
| 2007-12-11 21:46
| 手縫いの革製品
2007年 05月 17日
先日のゴールデンウィークに、久しぶりにバック作りをしました。”つくり”とは言っても、改造です。半年近く前にスリ未遂にあい、お気に入りのHIROFUのカバンを切られてしまいました。(今手元に写真がないので、また後ほど写真を掲載しようと思います。--> このエントリの最後に掲載しました。)
縫い目が見えてしまっても良いから剥ぎ合わせてもらえないかと、買ったHIROFUのショップに行くと、「すみません、故障などならお受けするのですけれど、こういった場合の修理はお受けできなくて。」と断られてしまいました。親切に、街中でよく鍵のコピーや靴の修理をしている修理屋さんの、近所にあるお店を紹介してくれました。 そこへ行ってみると、2万くらいかかるとのことでした。2万?それなら新しい良いバックが買えますし、そこまで出すなら自分でやってしまおうと、そこからまた、どんなデザインにしようかと妄想が始まりました。 こうして完成したのが、この胡散臭いコピーバックです。(でも、こんな個人で楽しむ改造は権利侵害ではありませんので(笑)。) ここ数日この改造バックを使っていますが、とても便利です。なぜ今までこのサイズで肩に”ひょいっ”っとかかるものを使っていなかったのかと、悔やんでいるところです。改造前の大きいサイズだったころ以上に、愛用していそうです。 全てを分解して、剥いだ裏地もジッパーも、そのままの材料を使っています。本体の縫いかけのものですが、この外側が切り離した部分。裏地付のバックの縫製は二度目です。 部分の拡大。手作り感がにじみ出ていますが、縫うのはかなり大変でしたね。 本物なのか偽物なのかわかりませんが、素材とロゴは本物です。 でも、確実に、イタリア製ではありません.....。 HIROFUの大きめバックと一緒に。こうするとサマになりますね。 計画通り、文庫はもちろん、A5の本が十分に入るサイズです。 ちなみに、どこかで見たことがあるものが中に入っていますね。こことか、こことか、ちなみにこことも若干かぶってます。どんだけ使い倒しているのか....。 ---------- 元々、こんな形をしていました。A4のパソコンがぎりぎりはいるくらいのサイズでした。 そう言えばこのバック、買って数ヶ月もしないうちに、肩にかけるハンドルの留め金がボロッと取れて、肩にかけていたはずのカバンが情けなくドサッと落ちたことがありました。そのときは、HIROFUできっちりと直してくれました。 #
by iwashi705
| 2007-05-17 22:01
| 手縫いの革製品
2007年 05月 07日
最近ようやく、革でバックを作ったりカバーなんかの小物を作ったりするのが自分の趣味だと認識した。こんなことなんて、「趣味は何ですか?」って聞かれて、一般的に答えるような内容じゃないし、小さい頃から何となく作っていたから”趣味”という認識がありませんでした。でもこの何となく続けているっていうのは、本当に好きなんだろうなと改めて気付きました。自分で作るのも好きだし、もちろん既製のものをあれこれと考えながらお買い物(ウィンドウショッピング)するのももちろん好きです。
このブログの別カテゴリのインテリアも好きです。しかし、ファッションは必要だからの延長を超えることはできません。私は"Fashion"より"Function"です。 #
by iwashi705
| 2007-05-07 22:41
| 手縫いの革製品
2006年 08月 30日
普段私は、携帯電話にはストラップも付けずカバーもかけず使っているのですが、今回はカバーを作ってみました。数ヶ月間海外へ滞在するためにローミングで使用できる機種に変更したのですが、そうはいっても通話料金が高いので必要なときしか使わないでしょうから、旅行の荷物にまぎれて傷だらけにならないためのカバーです。
表と、 裏。 上の写真だと、見た目がちょっと変なのですが、こういう形です。 この携帯電話が正しい長方形をしているので、この単純な円筒形でカバーにすることができました。ただ、長方形に切って端と端を縫い合わせただけです。メールの着信とか時間が見えるために穴をあけました。今回は、この穴がきれいに切ることができたのでかなり満足しています。 素材は、先日のブックカバーと同じです。ブックカバーを裁断したときの端切れがあったので、ふと思いついて作りました。デザインを考えて、型を起こして縫製して、完成まで2時間です。私にしては早い方。この革は、カンガルーの革だと思います。靴屋さんで2枚で100円で買ったのですけど、カンガルーの皮は張りがあって強いので、靴によく使われます。 #
by iwashi705
| 2006-08-30 01:35
| 手縫いの革製品
2006年 08月 15日
昨日、久しぶりに縫い物をしました。長期間旅行に出掛けるのでそのためのMacのカバーを作ろうと思ったのだけれど、結局形が決まらず保留です。数ヶ月前に、裁断と穴開けまでして放置されていたブックカバーの作りかけを発掘したので、縫いました。私が一時期よく読んでいた、A5サイズと文庫サイズの二つです。
この革、青山にある靴屋さんで買い物をしたとき、脇に一巻き100円で売っていたのを発見して買ったものです。まだ残りがあるので、100円でこのくらいの物が4つくらい作れる大きさでした。端切れなので、良い場所ばかりではないですけど。婦人用靴の革なのでしょう、軽くてしなやかです。 仕立ては、ただ四角く切って端を折り返しただけです。本の背表紙になる側に挟み込める帯も付けました。写真の右が縫いはじめで、背表紙になる織り込む方で縫い止まり。 最後の写真は、普段私が使っている文庫用ブックカバーです。ちょっとわかりにくいのですけど、チョコレート色。一つ前の斜めがけバックのエントリーでも出ています。こちらは、会社の先輩からもらった革で、先輩がHarmanmillerに勤めていたときのソファー用の革のサンプルがどっさり余っていたのでもらったものとのこと。それのお下がりです。柔らかくてしっかりした素材です。素材のサンプルだったので、全てが10cm四方程度にカットされたものだったので、文庫のカバーばかり大量に作ってしまいました。まだあります。 #
by iwashi705
| 2006-08-15 20:12
| 手縫いの革製品
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